クルド人最強部隊ペシュメルガとは?地上戦の切り札わかりやすくシリーズ

 

もうすぐアメリカによる、イスラム国への地上戦が開始されます。そんなアメリカによる地上戦ですが、勝利の為のキーワードとして挙げているのが「クルド人との連携」がポイントとなると報道されています。

クルド人という民族は報道で耳にするものの、彼らがアメリカと戦闘に加わるという話になるとあまり知識に無い方も多いのではないでしょうか?今回は、そんなクルド人や彼らによって作られた戦闘部隊についてご紹介しようと思います。

地上戦が始まるとおそらくクルド人についての解説も多くなると思いますので、あらかじめ頭に入れておきましょう。

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クルド人とは?民族の人口は?言語は?


実はあまり知られていないクルド人に関する事情として、彼らもまたイスラム国と同様に「国家の樹立」を目的としている面があります。これについては後で解説しますので、まずはクルド人についてまとめておきますね。

クルド人の人国  3000万人

 

言語      クルド語

 

宗教      クルド人の約80%は、イスラム教のスンニ派である。
(ただしイスラム国との違いは、世俗的であるということ。クルド人は、お酒やアルコールなどを好んで飲んでおり、宗教に縛られ過ぎない民族である)

 

国としては認められておらず、クルド人自治区として存在する。彼らもまたイスラム国と同様に、オスマン帝国時代に引かれた国家の線引きを解消して欲しいと考えている。過激派などの思考とは違う為、ただ願うばかりの民族として戦っている。

 

(イスラム国も目指す100年前の領土についてはこちらの記事から)

今回の地上での戦闘参加は、こういったクルド人たちの悲願である自国の建国を願った行動と言われており、これだけ戦ったのだから国を分けてもいいだろうとの交渉の糸口を狙っている面もあるとの事。

クルド人の最強部隊 ペシュメルガとは?どんな意味?

クルド人による戦闘部隊であるペシュメルガ。そもそも彼らの存在を初めて聞いた人もいるかもしれませんので、大筋だけまとめておこうと思います。

ペシュメルガとは、クルド人によって結成された戦闘部隊の事を指します。

ペシュメルガの言葉の意味は、クルド言語で「死への直行人」を意味しており、日本でも世界大戦中には「特攻や、決死隊」など呼ばれる部隊がいましたが重なる部分があります。いわゆる国の為になら、命を投げ捨てる事も辞さないという集団です。(クルドは自治区なので国ではありませんが・・)

ペシュメルガの戦闘員の数は約20万人規模とも言われており、この人数となると戦争をしている部隊としては一国の軍隊にも匹敵すると言われる数を誇示しています。

ペシュメルガが最強と言われる3つの理由

実はこのペシュメルガは自治区の中で結成された部隊だからと侮れない面も持ち合わせています。国だから強い、民族だから弱小というイメージを彼らからは感じ取れない事をお伝えしていこうと思います。

①使われる武器は世界最新の支援により成り立っている

ペシュメルガが強いと言われる秘密は、戦争の最先端で使われている武器を所持している事。これらはヨーロッパを始めとした地域からの支援を大きく受けている事から成り立っています。主な武器による支援はドイツなどからによるものと言われています。

現在、対イスラム国に名乗りを上げている有志連合の空爆にも積極的に援護しているペシュメルガだけあって武器などの見返りの恩恵は受けられているということです。

有志連合とは?わかりやすく詳しい解説で知ろう!

②立地、地形を上手く利用した山岳特殊部隊

クルド人部隊は主に、山岳地帯での戦闘を得意としており、実績も豊富。平地と違い、足場も悪く移動手段の限定された場所での戦いにおいて経験が有利になるのは言うまでも無いと言う事です。日常的に山岳地域が近いので、庭のようなものなのでしょう。

過去には、イラク戦争においてはアメリカと同盟を組んで山岳地帯を中心に戦い抜いた事でも有名です。フセイン政権を倒したのは、表向きはアメリカの印象が非常に強いですが、陰の立役者は彼らクルド人によるものでもあるのです。

③兵士には子供がいる女性も採用されている

男尊女卑の文化が未だに根強く残る彼らイスラム国の支配地域。そういった中で、男性が女性に負けると言うのは恥を越えた屈辱を意味すると言われます。ましてやイスラム国兵士が女性に殺されたとあれば周りから何を言われるか分かりません。

そういった文化的な背景を逆手に取った女性兵士グループが活躍しています。彼女たちに間違っても負けられない事から、イスラム国の部隊によっては逃げるケースさえあると言われているようです

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これだけ戦うのに、クルド人たちが有志連合に招待されない理由とは?

読者の方には、これだけ戦うならクルド人も有志連合として戦う方がいいのでは?と思われる方もいるでしょう。

しかしクルド人の住んでいる地域は、そもそも「自治区」というだけで「自治国」ではない事が問題となって誘えていません

国として認められていない地域の人を、有志連合に招待する事は国と認める事になると言うのがアメリカの解釈。そして招待すれば、世界からもクルド国を認めた事になると言う話に繋がります。

イスラム国が、世界に不認可されている時期に民族の国家樹立を行えば、情勢的にも「あの地域だけなぜ国ができるのだ!?」と新たらなる戦争の切り口に繋がる恐れを持っているのです。

またクルド人も、ある程度の戦闘に参加して世界に対して歓迎される実績を積んでおかないといけないと考えています。理由は、先ほど書きましたが国家の樹立を目的にしているからです。

彼らクルド人もまた周辺国からの反対を、無理やり押し切る形での国家誕生を望んでいない事が挙げられるというのが理由です。(トルコやイランからの反対は怖いと考える)

 

女性が戦っていると言うのは驚きでした。筆者の中で戦争に参加しているのは、男性と言う先入観しかなかったのですから。他国では考えられないですが、それだけイスラム国を討伐しなければならない切迫した事情も垣間見られる事情でした。早期解決を望みたいですね。

 

イスラム国に関する書籍

池上彰さんが翻訳された本で、非常に内容はわかりやすい物となっております。近所の図書館に問い合わせて貸し出し可能になっているか調べてみるといいでしょう。イスラム国の真相を少しでも知っておく事は大切だと思います。

 

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