御嶽山噴火■火山灰とは?被ってはイケナイ理由をわかりやすく

 

連日、御嶽山噴火の報道がされていますね。
救助も難航していますが、噴火が起こって死にいたるまでの
経緯原因を知らない人って意外と多いですよね。

 

特に、噴火において、何がいちばん怖いか知っていますか?
溶岩がドロドロと流れる風景が思い浮かぶ人もいれば
飛んでくる岩が浮かぶ人もいます。

 
今回は、そんな噴火における一番危険な事を調べてみました。
ぜひ役に立つので知りたい方はご覧ください。

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噴火によって起こる「死の灰」が最も怖い

 

火山噴火=溶岩(マグマ)が危ない!と思いがちですが
今回、被害となっている御嶽山には、特に溶岩などは流れていません。
しかし、本当に危険な物はすでにテレビで報道されています。

 

それは火山灰の事です。

 

噴火を見ていると、煙がモコモコ上がってますよね?

 
煙だから吸っちゃいけない!タオルで顔を覆わなければ!というのは
火災の時に煙を吸わないのと同様に、なんとなくでも常識で煙から逃れる
必要性についてはイメージできるかと思います。

 

しかし、火山灰は火災などの煙とはまた違うのです。身を守らねばなりません。

 

火山灰から身を守らねばならない理由

 

 

まず、火山灰に含まれるガラス片が危険と言われてるいます。

 

あの噴火後の煙には、目には見えない
マグマが細かく裂かれた欠片がたくさん含まれているのです。

 

何か燃やした時の灰や、タバコの燃えカスと違う事は頭に入れておきましょう。
見た目ではわかりませんが、最も警戒すべきポイントが火山灰になります。

 

目に対する影響  結膜炎や角膜剥離の危険

 

火山灰は先ほどもお伝えしたようにガラス片が鋭くとがって入っています。
これが目に入ると痛みが起こり、こすったりすると結膜炎や角膜剥離に繋がる恐れ
あるため、万が一入ってしまった場合はすぐに病院へ行きましょう。

 

吸い込む危険性

もちろん、目に入ること以外にも危険はあります。

 

口から吸い込むと気管や肺に傷がつきます。抵抗力の弱い子供や、お年寄りは
呼吸器系の機能に危険が生じる事に繋がりますので、かならず口元は守るように
心掛けて下さい

 

また、呼吸器官に病気のある方も気をつける必要があります。

 
データ上の話になりますが、噴火が起こった近辺の地域では呼吸系の病気で
たとえば喘息などの患者は増加すると言われ
雲仙普賢岳や伊豆大島などでは、実際に増えていたという記録があります。

 

 

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身体に付着した場合の影響

 

火山灰は肌についた場合、報道の通りですがベタベタになってしまいます。
また、頭髪に付着したりすると取るのが大変です。

 
火山灰には火山ガスが付着しているケースも多く、この火山ガスから皮膚炎を
起こす可能性もあるため、皮膚が元々弱い方などは肌をしっかり守るという
必要があります。

 

100キロ先まで飛ぶ火山灰

 

 

散々、火山灰の話をしましたが、どれくらい離れたらいいのか?は気になりますよね。
これは噴火規模にもよるので断言はできませんが、飛ぶ時は100キロメートルもの
距離を移動するとも言われております。

 

風の状態などによって、どこに飛ぶかもわからないため何とも言えません。

 

 

このように、死の灰とも呼ばれる火山灰には注意が必要です

万が一に被害に遭った場合は、焦らずに対処できる範囲は対処していけるようにしましょう。

 

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