アメリカ同時多発テロの目的や原因とは?子供にもわかりやすい!なぜ9・11は起こったか?イラク戦争との関係をわかりやすくシリーズ

 

 

 

2001年9月11日火曜日。歴史に刻まれる大事件が発生しました。
アメリカ同時多発テロ。通称9・11と呼ばれ歴史的なテロとして
今でも世界共通の認識として存在しています。

 

犠牲者に日本人も含まれており多くの命が奪われた悲劇の事件です。
忘れられる事の無い事件であり、当時まだ子供で十分な理解が
出来なかった人もまだまだ多くいます。

 

実際にどんな目的や、原因で起こったテロなのかを説明するにも
簡単には答えにくい部分も多いため、子供に十分理解させることは難しいです。

 

ビルに飛行機が突撃するという映像が印象に残りすぎている部分も大きいですよね。

 

 

なぜこんなテロが起こったのか?
首謀者たちは何を目的としていたのか?
ネットに広がる噂サイトは本当なのか?

 

など色々な憶測も含めて、すでに議論がされ尽くされていますが
今一度、振りかえる事によって共通認識として
知っておかねばならない事も見えてくるかと思います。

 

今回は、なるべく小学生や中学生、高校生のような当時をあまり知らない人のために、わかりやすくまとめています。

踏み込んだ解説をすると、混乱すると思いましたので簡単に解説しました。よろしければご覧くださいませ。

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パレスチナ問題

 

 

まずは、切っても切り離せない問題にパレスチナ問題が登場します。

ニュースなどでパレスチナ問題という言葉を聞いたことはありますか?
簡単に説明すると、ユダヤ人対アラブ人の土地の奪い合いという話で、その他に
ユダヤ教徒VSイスラム教徒の宗教的な対立構造も存在しています。

 

争いの果てにユダヤ人は、自国を作りたいと訴えました。これに対して国連は
パレスチナを分断することで、了承という形で答えを出しました。

 

ここで「アラブ人の国」と、「ユダヤ人の国(現イスラエル)」ができたというわけです
ですが、分割されて穏便に済んでよかったという話ではありません。

 

そこに住んでいたパレスチナ人はユダヤ人に土地を奪われた部分もあるため
イスラエルに対してパレスチナは抗議運動を開始しました。

 

これをパレスチナ問題と呼びます。
そしてここで、アメリカが登場してきます。

 

アメリカはユダヤ人国家イスラエルを経済支援しており
イスラエルと対立しているアラブの国からしてみれば、良くは見えない状態ですよね。
アラブからしてみればアメリカは敵を援護する仲間にしか見えません

 

そこからアメリカに対しても敵意が起こっており、イスラム教徒であるパレスチナ人は
イスラエルに対して支援を行っているアメリカにもテロ攻撃を仕掛けました。
その事件が9・11同時多発テロ事件となります。

 

 

イスラム教の教え  ジハード(聖戦)

 

 

しかし、なぜテロを仕掛けるにしても、飛行機に乗ってビルに突撃したのでしょう?
テロ実行犯は命が惜しく無かったのでしょうか?

 

 

その理由は、イスラム教徒の教えにあり
イスラム教徒のコーランの中に次のような言葉が存在します。

 

「ジハードで亡くなったものは神アッラーの元で暮らしていける」

分かりやすく解説すると
自分たちを攻撃する敵と戦い死んでしまっても、天国では幸せになる」という考え方です。

そして悲しいことに、この思想は過激な自爆テロへ向かわせてしまったという事です。
実際に、実行犯は様々な形で命を投げ捨てました。

 

日本で言うなれば、戦時中の特攻隊。国にささげる命とも言うべきでしょうか。
何があっても命を大事にしなければならないという考えの真逆
何かの為ならば命を捨てる覚悟も辞さないという話です。

 

 

中東の関係が複雑化してしまい、問題解決が困難

 

 

この9・11事件を検索するとあまりにも複雑な解答が
多くあり「答え」とは何なのか?という話がよく出てきます

 

 

陰謀論などもネットではささやかれますが、なぜそんなに複雑なのかと言いますと
あまりにも多くの組織が対立関係にあったり、利益構造が関係していたりと
1つの答えだけでは、推論にしかならないという理由があります

主な対立、利益の仕組みが言葉だけでは分かりにくいので、一部をまとめてみました。

 

パレスチナ人VSイスラエル
石油をめぐったイランやイラクとアメリカの対立関係。
タリバンVSアメリカ
テロ組織アルカイダVSアメリカ
イスラム教徒VSアメリカとイスラエル

 

 

上記のようにあまりにも、分かりにくい対立関係が起こっているのも事実で
問題解決を困難にしている原因となって国際社会に立ちはだかっています。

 

 

これらの図式に至るまでには歴史があり
湾岸戦争時のフセイン大統領や、イスラム原理主義組織などは
反米意識が根強く関係をこじらせていった原因の一部分とも言われています。

 

これでは、国際社会もこれらの問題を解決しようと、片方に手を貸せば片方からは
敵視され対立される図式が、絡み合う糸のように発生してしまいます。

 

今ちょうど、問題になっているシリア問題なども国家の絡みが複雑ですね。

 

 

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9・11以降にアメリカはテロに対して徹底的に戦うと宣言し
武力を使った戦争を起こしました。

 

 

しかし、こういった戦いは人々が血を流し、死んでいくという悲惨な結末が待っており対立すればするほど、より過激な対立を生み続けてしまいます。

これに関しては、どちらが喧嘩を仕掛けた、仕掛けて無いの話になりややこしいところなのは、お分かりいただけるかと思います。

ウサマ・ビンラディンはアメリカ同時多発テロの首謀者として有名ですが彼もまたイスラム教徒です。

もちろん宗教以外にも首謀者となった理由はありますが、上記で記したような複雑な事情の中に生きてきた結果世界を混乱の渦に巻き込んだとされています。

 

国家間で起こっている経済的格差

 

 

 

今、日本では経済格差が一つの社会問題となっています。
裕福な層はいいかもしれませんが、貧困層の中に生きる人々の痛烈な叫びは
社会の根底を揺らがしかねない事件として出てくる事もありました。

 

 

これは国家間にも起こっている問題で、事実アメリカは裕福な層であり世界ナンバー1を誇る先進国として近代国家の象徴となっています。

しかし、中東はまだまだ経済的にも厳しく、本当に一握りの人にしか余裕のある暮らしが許されていません。

 

そんな国の人から見ると、先進国には嫉妬心が出てもおかしくないのです。
どうしようもない格差と言う事実は時に、人を狂気へと導きます。

 

日本でも、いわゆる無敵の人と呼ばれる、社会的にも決して恵まれていない人が
まるでテロでも犯すかのごとく犯罪を起こしているケースもあります。

「どうなっても構わない」という叫びは、どうにもならない姿として現れる事もあります。

 

このような格差は、世界中で起こっており、決して他人事ではないと言うことです
他国だから、遠い地域の話だからとウヤムヤにしておいても良い話ではありません。

世界のすべてが平和になれるよう、先進国も偏らない支援をしていく必要がこれからの未来には重要となってくるでしょう。もちろん「豊かでない」という理由でのテロ行為により人命を奪う事は許されません。

 

筆者の私は、世界が平等に幸せになる道を模索し続ける事が必要だと考えます。

どのように読者の方はどうお考えになるでしょうか?

 

 

 

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