18日放送の「世界の果てまでイッテQ!」で放送された宮川大輔によるオーストラリアでの世界一の釣り大会企画。このロケに登場した巨大淡水魚マーレイコッドが話題だ。
釣り好きはもちろんのこと、釣りに興味が無い人でも直にこの魚を見てみたいと思った人も多いのではないだろうか。
しかしオーストラリアまで旅行して釣りたいと思う人は、釣りマニア以外には皆無であろう。もちろん見るためだけの旅行なども考えられない。
そんなマーレイコッドであるが実は日本でも捕獲されているケースがあり、国内で見られるかもしれないのだ。世界の釣り大会に行かずとも見られるとなれば興味の出る人もいるだろう。今日はそんなマーレイコッドについてまとめてみた。
マーレイコッドとは?大きいけど人まで食べるの?わかりやすく解説
マーレイコッドの特徴は何と言っても大きさにある。オーストラリアで最も大きい淡水魚として番組内でも紹介されているが、世界レベルの大きさを誇る。
最大記録は183センチ113キロと、高身長かつ巨漢の男性クラス。
平均的なサイズは50~60センチで3~4キロとそこそこの大きさだが、問題は大きさや重たさではない。それは大型肉食魚という一面を持っていると言う事。
大きな口で自分より小型であれば普通の魚から、ザリガニなどの甲殻類まで食べてしまう頂点捕食者。
カモやカメ、ヘビやカエルなども食べる雑食種。まさに肉食魚として知られており、場所が悪ければ生態系を破壊しかねない恐ろしさも兼ね備えている。ゆえにこの魚の存在は、ただ釣りを楽しめればいいという訳でも無いようだ。
今のところ、人が食われたというニュースは無いようだが危険な魚である事に変わりは無い。宮川大輔もロケの前に注意を受けていると思われる。プロでもこの魚に関わる際には、口元を安易に触る事がないよう慎重になるらしい。
マーレイコッドが日本の琵琶湖に存在する事件
この巨大淡水魚は海外だけの話では無い。実は日本にも生息している事が発見されている。
2010年の話になる。滋賀県の琵琶湖で、外来魚のマーレーコッドを県内で初めて捕獲とのニュースがあった。漁師による、外来魚の駆除網にかかっていたという。体長は26センチ、重さ235gのオスの稚魚であった。稚魚でもそこそこのサイズになっている。
しかし外来魚がなぜ琵琶湖にいるのだろうか?
これには一般人が買えなくなって放流した結果ではないかとの見解になった。さらに先ほど書いたように、琵琶湖という環境に置いて雑食種の魚が泳ぐ事は非常に危険。存在するはずの無いマーレーコッドがいた事で生態系が危機に瀕している。
マーレーコッドは低水温になる場所での生息も可能であるがゆえに、日本に定着するのではないかとの声も上がっている。ちなみに、20度前後の水温において6万個と言われる数の卵を産むと言われており、この稚魚はその中の一匹と考えると少し恐ろしい話だ。
このニュース以降に琵琶湖で捕まった報道は無いが、稚魚が出た以上はまだ存在すると思われる。成長して大人になってしまえば、肉食として本領を発揮して食い散らかしてもおかしいニュースでは無い。
飼えなくなったからとむやみに捨てるのは危険なのである。
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