育児ブログから見る無知識な虐待  ~子供のハイハイを見守り過ぎる親~

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何気なく見ていた育児ブログ。仰天させられる相談を目にした。

子供がハイハイを覚えたものの、何でも口に入れるので困っている
普通の悩みのように見えるが
実はこれ、対処の仕方次第では虐待にもなりえるのだ。
場所は変わって、筆者の今日の日常。
スーパーの入り口での場面。除菌用ウェットティッシュが置かれてあり
張り紙に何か書いてある。よく見てみると

「カゴの手持ち部分を拭くのにお使いください」の文字。

一見すると何ともない、スーパー側の気の利いたサービス。
このスーパーに限らないが、今はどこにでもこういった衛生上の気配りが
されてあるところが多い。空前の清潔ブームと言っても過言ではない。
しかし、この清潔ブームはいい事ばかりではない。
裏では子供たちが大変な被害を被っているケースが多々あるのだ

 

冒頭でお伝えした、ハイハイの子供もこの被害に遭い
親の気がつかぬ虐待を受けているかもしれない。

気になる虐待の内容とは?

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今、アレルギー体質の人が増えている

 

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もともと人は、生まれながらに免疫機能を備えていることは
承知の方も多いであろう。
それは生まれた瞬間に免疫は鍛えられ始め
人間の身体を守るために、機能するよう作り始められる
しかし、近年は衛生管理や除菌ブーム、
そういった流れからこの菌を消してしまおうと言う
間違った動きも見えてくる事がある。

すべての人とは言わないが

アレルギー体質という形で症状が出ている人も少なくない

 

 

間違った除菌ブーム

 


そもそも、この菌をすべて悪い物という
見方をしてしまっている人がいることが問題なのである。

菌にも、善玉菌と悪玉菌という良いものと悪いものが存在する。
善玉菌とは、いわば体内に取り込んでも問題なく、むしろ
その善玉菌が私たちを、病気から守ってくれているといっても過言ではない。
我々の体内には、悪い菌が入った際には
良い菌が戦って身体を保護してくれているのだ。
こういった話は、昔に比べ知識として世間に浸透しているが、
昨今の健康ブームで忘れられている感は否めない。

 

 

子供のはいはいを止めてしまう親

 

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恐ろしいのは、よかれと思って善玉菌を消すことに気がつかない事である。
子供がハイハイを覚え、床を動き始めると何でも口に入れる。
しかし、母親によっては「汚いからやめなさい」と子供を抱きかかえ
やめさせてしまう。
実はこの行動も場合によっては大変問題なのである。

ハイハイをやめさせるのは身体運動上で問題なのは確かだが
それよりも、口に入れるという行為そのものを悪と決め付ける
親がいることだ。

子供は大人よりも免疫がない。
しかし、ハイハイを覚え何でも口に入れるという行為自体は
問題ではない。もちろんノドを詰まらせてはいけないので
注意は必要であるが、口に何かわからないまま運ぶというのは
本能的に、免疫機能を高める為、体内に菌を取り込んでいるという事なのだ。

 

それを知らぬ親がそのまま子育てをしていると、子供は免疫を作る段階で
邪魔をされてしまう。善玉菌も、悪玉菌も取り込んでいる時期に
必要な菌まで親が排除してしまうとどうなるか。

 

もう考えればわかると思うが、免疫力の無い子供が育ってしまう

 

やがて成熟していくにつれ、アレルギー体質の子供であったり
病気がちになりやすい子供であったりと支障が出てくる。
目に見えぬ虐待といわれても不思議ではない

そうなった時では遅いため、必要な知識として親自身が
意識的にこの清潔ブームに向き合わねばならないのだ。

必要以上に家庭内を除菌といって、拭き掃除しているなら
一度は振り返られることをお勧めする。
もし、小さいお子さんが要る場合などは特に注意だ。
ひょっとすると必要な菌まで奪っているかもしれない

 

冒頭に出ていた、ブログのお母さんは
子供のハイハイをさせる場所を決めているようであった。
ペットでは無いし、キレイ空間だけに子供を押しこむのは
見方によれば虐待と見なされてもおかしくないであろう
(参考書  アレルギーの9割は腸で治る!)

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