本を安く買う？中古の話じゃないの？
新品は安くならないよ？と思った方は正解だ。
新品本には安くならない制度が存在している。

今回は、新品本が安くならない理由と共に、
安く買う為のお得な情報をお届けする。

もちろん値引き出来る理由などに興味の無い方は
安く買う方法まで、飛ばして読んで頂いて構わない。
雑学程度の扱いで読み流そう。

そもそも新品本が安くならない理由とは？？

再販売価格維持制度の存在

 
新品の書籍は、再販売価格維持制度という規約が存在するため
値引きして売ることを禁止されている。
どうして、このような制度が必要かと言うと
本の販売形式が他の売り物と少し違うからである。

通常、本は出版社から本を預かり委託販売する仕組みとなっている。
 そのため本屋は定価値下げでの販売は出来ないが、代わりに売れ残った本を
出版社に返品する事が出来る。

簡単にまとめたが、上記のようなことが理由となる。

なぜそんな制度が必要なの？

この制度が無ければ、他のジャンルの商品と同様な仕入れ方をする事となる。
本屋は出版社から本を「預かる」から、そのまま「買い取り」という形となるのだ。
そうなってしまうと、売れる本しか扱われなくなり、万人に読まれる本しか
作られなくなってしまう恐れがあるからだ。

売れてない本でも、一定の層には需要があるため、保護する必要がある。
以上の事から、本の値下げは基本的に無理という事となる。

では値引きは違法？

しかし、時限再販制度というシステムが存在し、値引きを可能にしている。

時限再販制度とは？

時限再販制度とは著作物について、発行後一定期間を過ぎたものを
自由価格で販売することができる制度。
時限再販本は、バーゲンブック、謝恩価格本などと表示される。

上記のようなシステムで値引きが行われるのだ。
売れ残った本が中心となって値引きされるので
新刊に近い状態のものはないが、知っておく価値はある。

 
それでは、アマゾンのどこで新品が値引きされているのか？

Amazonの検索欄に「バーゲンブック」と入力する

アマゾンでは「バーゲンブック」で検索すると新品の本でも
半額以下で買えることがざらにある。
中古が嫌いな方で、「暇だし安く買えるなら買ってみようかな」と思う方なら
是非、のぞかれると良いだろう。

これは楽天ブックスでも可能なので、調べる癖をつけておくと
意外な商品を発掘できるかもしれない。

試しに検索してみることをオススメしておこう。