花粉症になる人ならない人の違い★子供にもわかりやすい解説★


花粉症なんて自分は関係ない!」そう思っていた人が急に花粉症になっていませんか?また、「周りは花粉症だけど、自分は大丈夫!」といった自分は花粉症と無関係だと思っている人もいませんか?

実はこの花粉症、急に日本国民の全ての人が陥ってしまってもおかしくないメカニズムによって発症する症状なのです。

 

日本の全ての人が急に花粉症になるなんて信じられないかもしれませんが、至って普通の日常を辿って発症するものなのです。花粉症を未経験の方には

「自分は花粉アレルギーを持っていない」

「花粉症の免疫を持っているから大丈夫」

など、アレルギー体質の人のみが花粉症になるので自分は安心と言った「根拠の無い自信」を持っていたりするのでそういう方こそ危険だったりします。

しかし大丈夫。しっかりと正しい知識を頭に入れてイザという時に役立てればいいのです。

 

今回はそんな花粉症について小学生にもわかりやすく書いています。なぜ花粉症になるのか?といった疑問や、花粉症になるメカニズム、花粉症になる人とならない人の違いをまとめてみました。

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なぜ花粉症になるのか?

例年の花粉症シーズンには何事も無かったのに、今年になってクシャミが止まらずどうやら花粉症になってしまったと言う人が毎年出てきます。彼らは、これといってアレルギー体質だったり持病を持っているわけでもありません

むしろ彼らは、自分の事を花粉症にはならない人だと思っている事が殆どでした。

 

ではなぜ急な花粉症に見舞われてしまうのでしょうか?

それはこの花粉症のメカニズムにあります。花粉症を発症するかなり前の段階から、体内では花粉症の発症カウントダウンが始まっているのです。

そもそも花粉症とは、最初は誰もが発症するわけではありません。同じように花粉を吸っても、全くクシャミをせず花粉に対して影響を受けない人がいますよね?

何故かと言うと、この花粉症という症状は、花粉が体内に蓄積された度合いで発症する症状だからです。わかりやすく言うと、体内に飛んできた花粉を貯め込んだら花粉症になると覚えておけばいいでしょう。

 

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花粉症になる人のメカニズム

ここでは花粉症になる理屈を解説します。

まず花粉症の元になる抗体(アレルギー反応を起こす物質)である花粉が、花粉症シーズンになるとある一定量、一定期間に体内に入り込んできます。口、鼻から吸い込んでいるわけですね。(どれくらい花粉を吸い込んだかや、どれくらいの期間で花粉症が発症するかは、体質や健康状態など個人差あり)

 

この体内に侵入した花粉を、身体が「これは悪い物質である」と判断し、次にやってくる花粉に対して抵抗しようと、IgE(免疫グロブリン)という抗体を体内で作ります。これをIgE抗体と呼び、花粉症の原因と言われる抗体になります。

花粉がこの抗体にくっつき、細胞が刺激され肥満細胞となります。肥満細胞とは、別名マスト細胞とも呼ばれます。身体が太る細胞では無いのでご注意を。このIgE抗体とは、花粉症の他にアトピー、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などの原因にもなると言われています。

花粉症による目、鼻のカユミやクシャミといった症状は、Ige抗体に反応して細胞からヒスタミンやロイコトリエンといった化学物質が放出される影響によるものです。これらが、知覚神経を刺激すると、目や鼻のかゆみ、涙や鼻水などの症状として表出します。

 

このIgE抗体が一定量の割合で体内に蓄積した場合、花粉症を発症するというわけです。なので、このIgE抗体が一定量にならなければ花粉症は発症されません。花粉症を未経験の方は、まだこのIgE抗体が一定量に達していないだけなのです。

しかし、発症しないからといって花粉を防御せず簡単に体内への侵入を許していると、いつかはIgE抗体が一定量に達し、花粉症を発症させてしまいます。これは、誰にでも花粉症は発症する事を意味しますし、逆に予防する事を覚える必要があると言う事でもあります。

 

花粉症になる人、ならない人の違いのまとめ

① 花粉症は、アレルギー体質などの個人差に関係なく起こる可能性がある。故に花粉症になる人、ならない人という概念は存在しない。誰もが花粉症になる可能性がある。

 

② 花粉症は、IgE抗体が体内に蓄積されて起こる症状である。花粉症になる人は、一定量の抗体が蓄積された状態。ならない人は、まだ蓄積されていない状態と言える。

 

③ これらの事から、今現在で花粉症の症状が無くても誰もが予防する必要がある。花粉症にならない人も、マスクなどを用意しておくべきである。

 

 

花粉症は未然に防げるため、必要なマスクなどは用意しておくと良いでしょう。花粉症は治す事も可能ですが、一度かかると改善するには困難の道を辿ります。早めの対策を打ち出して予防するよう心がけましょう

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